SMART GLASSES COMPARISON 2026
AIスマートグラスと呼ばれる製品が増えていますが、できることは同じではありません。 カメラを搭載するもの、情報をレンズ内に表示できるもの、その両方を備えるもの。 同じ「度付き対応」でもレンズの仕組みは異なり、バッテリーが劣化した後の扱いにも違いがあります。
この記事では、日本国内で購入できる代表的なAIスマートグラスから、 INMO GO 3、Rokid スマートAIグラス、Even G2、Ray-Ban Meta(Gen 3) を比較します。 スペックだけでなく、度付きレンズ、スマートフォンとの関係、購入後の追加費用、 バッテリーの経年劣化、保証・サポートまで、購入前に確認したいポイントを整理しました。
先に結論をいうと、4製品には明確な「1位」があるわけではありません。 カメラとレンズ内表示が必要かどうかで、向いている製品が大きく変わります。
カメラと表示の両方が必要ならINMO GO 3またはRokid、 カメラなしで軽さと表示を重視するならEven G2、 表示なしで撮影・音楽・通話・音声AIを重視するならRay-Ban Metaが候補です。
最初に見るのは「カメラ」と「レンズ内表示」
スマートグラス選びでは、細かなスペックを最初から比べるより、 カメラが必要か、視界に情報を表示したいか を決めると候補を絞りやすくなります。
カメラも表示も欲しい
INMO GO 3 / Rokid。撮影、視覚AI、翻訳字幕などを1台で使いたい人向け。
表示は欲しいがカメラはいらない
Even G2。軽さ、自然なメガネ感、通知や翻訳表示を重視する人向け。
カメラは欲しいが表示はいらない
Ray-Ban Meta。撮影、音楽、通話、音声AIを日常的に使いたい人向け。
映画・ゲームの大画面表示が目的
XREALやVITUREなど別カテゴリが候補。今回の主比較からは除外しています。
4製品の基本機能を比較
※スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧ください。 価格・仕様は2026年10月7日時点。
| 比較項目 | INMO GO 3 | Rokid | Even G2 | Ray-Ban Meta Gen 3 |
|---|---|---|---|---|
| 日本での価格 | 99,800円 | 109,890円 | 99,800円〜 | 78,980円〜 |
| カメラ | ○ 8MP | ○ 12MP | × | ○ 12MP |
| 動画撮影 | 720P / 30fps | 最大3K / 30fps | ― | 最大3K |
| レンズ内表示 | ○ 両眼 | ○ 両眼 | ○ 両眼 | × |
| 翻訳を視界に表示 | ○ | ○ | ○ | × 音声中心 |
| 見たものをAIに質問 | ○ | ○ | × カメラ非搭載 | ○ |
| 重量 | 58g | 約49g | 36g | フレームにより異なる |
| バッテリー方式 | 交換式・予備1個付属 | 内蔵式 | 内蔵式 | 内蔵式 |
INMO GO 3とRokidは機能構成がかなり近く、 どちらもカメラ、両眼表示、翻訳、視覚AIを備えます。 Rokidは約49g、12MPカメラ、最大3K動画で、 軽さと撮影性能ではRokidが優位です。
一方、INMO GO 3は交換式バッテリーを採用し、 翻訳結果を相手へ伝える方法にも複数の選択肢があります。
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1問ずつ答えると、今回比較している4製品の中から候補を絞れます。
10万円前後の製品だから「買った後」も比較
スペック表だけでは分かりにくいのが、購入後の使い勝手です。 特にメガネユーザーの度付き方式、スマートフォンへの依存、 継続料金、バッテリーが劣化した後の対応は、 長く使うなら確認しておきたいポイントです。
メガネユーザーは「度付き○」だけで判断しない
4製品とも度付きに対応していますが、 度付きレンズの仕組みは3タイプに分かれます。
度付きレンズを入れた専用フレームを、 スマートグラス本体へ取り付けます。
視力補正用レンズと表示用光学系を ひとつの専用レンズにまとめています。
レンズ内表示がないため、 通常のメガネに近い度付き構造です。
INMO GO 3は専用フレーム5,500円+レンズ19,800円〜、 Rokidは公式オンラインサービス16,990円〜、 Even G2は単焦点26,800円〜が目安です。 度数・仕様により価格は変わります。
「スマホを出さなくていい」と「スマホが不要」は別
基本機能はスマホ接続が必要。 テレプロンプターなど一部は事前設定後に単独利用できます。
翻訳・AI・ナビなど多くの機能でスマホ連携。 撮影など一部機能は単独でも使えます。
Evenアプリとの接続を基本として、 翻訳や会話サポートなどを利用します。
フル機能はMeta AIアプリとの連携が必要。 写真・動画撮影など一部は単独でも利用できます。
バッテリーは「何時間使えるか」だけでなく、劣化後も確認
リチウムイオンバッテリーは使用とともに容量が低下します。 購入時の連続使用時間だけでなく、 数年後にバッテリーだけ交換できるかも確認したいポイントです。
ユーザー自身でバッテリーを着脱できる交換式。
日本公式FAQで内蔵バッテリー交換不可と案内。
内蔵式。通常使用による容量低下は保証対象外。
グラス・充電ケースとも内蔵バッテリーは交換不可。
継続料金と保証も確認
現時点で基本機能に月額必須の案内なし。 本体保証1年、付属予備バッテリー6か月。
一部オンライン機能は無料利用枠を超えると ポイント購入・サブスクが必要。本体保証1年。
G2の基本利用について一律月額必須の案内は確認できず。 本体保証1年。
基本的なMeta AI機能は無料。 AIグラスの保証は1年。
4製品の特徴を動画と一緒に確認
INMO GO 3
カメラと両眼ディスプレイを搭載し、 翻訳、字幕表示、視覚AI、写真・動画撮影、 テレプロンプターなどを1台で使えるAI・ARスマートグラスです。
- 向いている人: 翻訳を視界で確認したい、 カメラと表示の両方が必要、 バッテリーを交換しながら使いたい人
- 強み: 交換式バッテリー、予備バッテリー付属、 翻訳結果を相手へ伝える複数の方法
- 確認点: 58g。撮影性能だけを比べると RokidやRay-Ban Metaの方が高い
INMO GO 3|カワイコージ氏による実機レビュー
Rokid スマートAIグラス
INMO GO 3に最も近い機能構成を持つ比較候補です。 カメラ、両眼表示、翻訳、視覚AI、ナビ、 テレプロンプターなどを搭載します。
- 向いている人: カメラと表示の両方が必要で、 軽さや撮影性能も重視したい人
- 強み: 約49g、12MPカメラ、最大3K動画
- 確認点: バッテリーは内蔵式。 一部のオンライン機能は無料利用枠を超えると ポイント購入・サブスクが必要
Rokid Japan提供|実機レビュー
Even G2
カメラを搭載せず、 日常のメガネに近い見た目と軽さ、 視界への情報表示を重視したスマートグラスです。
- 向いている人: 撮影機能は不要で、 普段のメガネのように長時間かけたい人
- 強み: 36g、カメラなし、 度付きレンズと表示光学系の一体設計
- 確認点: カメラがないため、 目の前の物体を撮影してAIに質問する用途には向かない
Even G2 実機レビュー
Ray-Ban Meta(Gen 3)
Ray-Banのアイウェアに12MPカメラ、 オープンイヤースピーカー、マイク、 Meta AIを組み合わせた製品です。 レンズ内ディスプレイはなく、 撮影・音楽・通話・音声AIを重視しています。
- 向いている人: 視界表示は不要で、 ハンズフリー撮影、音楽、通話、音声AIを使いたい人
- 強み: 12MPカメラ、最大3K動画、 Ray-Banらしいフレームと度付き対応
- 確認点: 翻訳結果やAI回答を レンズ内へ文字表示することはできない
INMO GO 3とRokid、どちらを選ぶ?
この2製品は機能が近いため、 最も迷いやすい組み合わせです。
軽さ・カメラ性能を優先するならRokid。 約49g、12MP、最大3K動画は分かりやすい強みです。
交換式バッテリーや翻訳の運用方法を重視するならINMO GO 3。 予備バッテリーが標準付属し、 翻訳では視界表示だけでなく、 スマートフォン画面・スマートフォン音声・別売りINMO Speakerなど、 相手への伝え方を選べます。
どちらが一律に上というより、 何を優先するかで選ぶのが適切です。
購入前は、できれば実機を試す
スマートグラスは一般的なイヤホンやスマートウォッチ以上に、 顔へのフィットや表示の見え方に個人差があります。
特にディスプレイ搭載モデルは、 視力や装着位置などによって見え方が変わります。 近くに展示店舗がある場合は、 実際の装着感や表示の見え方を確認してから購入するのがおすすめです。
よくある質問
質問をクリックすると回答が開きます。
Q 2026年のスマートグラスで一番おすすめなのはどれですか?
用途によって異なります。 カメラと表示の両方が必要ならINMO GO 3またはRokid、 カメラなしで軽さと表示を重視するならEven G2、 表示なしで撮影・音楽・通話・音声AIを重視するなら Ray-Ban Metaが候補です。
Q 4製品とも度付きレンズに対応していますか?
はい。ただし方式が異なります。 INMO GO 3とRokidは専用インサート/インナーフレーム方式、 Even G2は度付きレンズと表示光学系の一体型、 Ray-Ban Metaは一般的なメガネに近い度付き方式です。
Q スマートフォンなしで使えますか?
主要機能を使う場合は、 4製品とも基本的にスマートフォンや専用アプリとの連携が必要です。 一部の撮影や事前に設定した機能など、 単独で使える範囲は製品ごとに異なります。
Q 翻訳用に選ぶなら何を比較すればいいですか?
言語数だけでなく、 翻訳結果が視界・スマートフォン・音声のどこに出るのか、 自分の返答を相手へどう伝えるのか、 通信条件やバッテリー方式まで確認することが重要です。
Q バッテリーが劣化したらどうなりますか?
INMO GO 3はバッテリー自体をユーザーが交換できる構造です。 RokidとRay-Ban Metaは公式に内蔵バッテリー交換不可と案内しています。 Even G2もユーザー交換式ではなく、 通常使用によるバッテリー劣化は保証対象外です。
関連情報
比較情報の確認先
- INMO GO 3:INMO JAPAN公式商品ページ・FAQ、 JUNGINZA度付きレンズ案内
- Rokid:Rokid Japan公式商品ページ・FAQ・度付きレンズ作成サービス
- Even G2:Even Realities日本公式サイト・日本語サポートセンター
- Ray-Ban Meta(Gen 3): Ray-Ban日本公式ストア・AIグラスFAQ・Meta公式発表
※他社製品の価格、機能、サポート条件は変更される場合があります。 本記事は2026年10月7日時点の公開情報をもとに作成しています。